2026年8月、今回の「本好きホカンスの過ごし方」の舞台に選んだのは、横浜・みなとみらいのランドマーク「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」。
大観覧車を望む窓辺で本を読み、コーヒーを淹れてひと休み。夜は少しだけ部屋を抜け出して、ピアノの生演奏を聴きながらカクテルを楽しむ。観光の予定をたくさん詰め込まなくても、ホテルの中には本を読む時間をちょっと贅沢にしてくれるものがたくさんあります。
横浜の景色を楽しむ「プレミアム シティビュー ハイフロア」へ
海風をはらんだヨットの帆を思わせる印象的な外観は、横浜・みなとみらいを代表する風景のひとつ。これまでにも何度か宿泊している、大好きなホテルです。
今回宿泊したのは、「2シングル プレミアム シティビュー ハイフロア」。
38平米のゆったりとしたツインルームで、大きな窓の向こうには、みなとみらいの街並みが広がります。
客室のコンセプトは「Simply Elegant(シンプリー・エレガント)~空・風・光 コントラストの共存」。
目の前に広がる景色を五感で楽しめるよう、室内はできるだけシンプルに整えられています。落ち着いた色合いのインテリアに、横浜らしいブルーを基調としたカーペット。
主役はあくまで窓の向こうの景色、そんな贅沢を感じられる客室です。
本好きにとっての特等席。窓辺でみなとみらいの大観覧車を眺めながら読書
この客室でなんといってもお気に入りなのが、大きな窓の前に設けられたくつろぎスペース。
向かい合うように置かれた2脚のアームチェアと丸テーブルは、まさに特等席です。夫婦それぞれ椅子に腰かけて本を読んだり、飲み物を片手に景色を眺めたり。部屋から出なくても、ここだけで何時間でも過ごせます。
さらに窓際には、ベンチのように腰かけられるスペースも。窓のすぐそばまで寄って本を開けば、その向こうに広がるのはみなとみらいの街並みです。
シティビューの大きな魅力は、なんといっても目の前に迫る大観覧車。少し視線を変えれば赤レンガ倉庫や横浜マリンタワーまで見渡せて、時間とともに表情を変えていく横浜の景色を客室から楽しめます。
特に夜は、大観覧車が鮮やかにライトアップされて圧巻。こんな夜景を誰にも邪魔されず、好きなだけ眺めていられるのだから、おこもりステイには最高です。
そして運がよければ、さらに特別な光景に出会えることもあります。
ホテルで結婚式が行われていると、色とりどりの風船が空へふわりと舞い上がり、大観覧車の周りを飛んでいくことがあるんです。これまで宿泊中に3回ほど目撃している、お気に入りの光景です。
本を読む手を止めて、しばし窓の外に夢中になる。そんな予定外の時間まで含めて、ホテルにこもって過ごす楽しさなのだと思います。
コーヒーとBYREDO。部屋にこもる時間を贅沢にしてくれるもの
このホテルが大好きな理由は、景色だけではありません。
客室にはコーヒーマシンが用意されていて、好きなタイミングで一杯淹れられるのも本好きにはうれしいところ。
わざわざカフェへ出かけなくても、コーヒーを淹れて窓辺の特等席へ戻れば、すぐに読書の続きへ。ホテルにこもって本を読むなら、こういう小さな設備が意外とうれしかったりします。
バスルームは、ベージュを基調としたどこかクラシカルな雰囲気。
バスタブもあるので、本を読んで凝り固まった体をゆっくり休めることができます。
そして個人的に楽しみにしているのが、BYREDO(バイレード)のバスアメニティ。
採用されている香りは、ブランドを代表する人気フレグランス「バル ダフリック(Bal d’Afrique)」です。
香水のように上品な香りがバスルームいっぱいに広がって、お風呂の時間までちょっとしたご褒美に。
ボディウォッシュやボディローションなど、同じ「バル ダフリック」の香りを楽しめるアイテムは販売されていますが、このシャンプーを使えること自体が私にとってはホテルステイの楽しみのひとつになっています。
コーヒーを淹れて本を読み、疲れたらお風呂に入って好きな香りに包まれる。
ホテルからほとんど出なくても満たされる、そんなところも、本好きホカンスの滞在先として何度も選びたくなる理由です。
ピアノの生演奏に耳を傾ける、夜のミュージックラウンジへ
最近のホテルステイで、ひそかに楽しみにしているのが夜のバーへのお出かけ。
せっかくホテルに泊まるなら、眠る前に少しだけおしゃれをして、お酒を一杯。遠くまで出かけなくても、エレベーターに乗ればすぐに帰れる気楽さもホテルバーならではです。
今回訪れたのは、ホテル2階にあるミュージックラウンジ「スターボ」。
落ち着いた照明の店内で、アンティークピアノの生演奏とともにお酒やノンアルコールカクテルを楽しめる、大人のためのラウンジです。
ピアノの生演奏は実施日が決まっているのですが、今回は運よく宿泊日と重なっていました。
選んだカクテルは、シャンパンとオレンジジュースを使った「ミモザ」。オレンジの爽やかさとシャンパンの華やかさがよく合って、飲みやすい一杯でした。
やがて女性のピアニストによる演奏がスタート。
どこかで耳にしたことのある有名な曲が流れ始めると、夫と会話をするでもなく、ただグラスを傾けながらピアノの音に耳を澄ませます。
そして私はというと、「ここを舞台にしたら、どんな物語ができるだろう」とぼんやり考えていました。
本を開いていたわけではないのに、どこか物語の中へ入り込んだような夜。気がつけば、あっという間に時間が過ぎていました。
景色と物語に浸る、何度でも帰ってきたくなる本好きホカンス
大観覧車を眺めながらページをめくり、疲れたらコーヒーを淹れてひと休み。夜にはBYREDOの香りに包まれ、少しだけおしゃれをしてピアノの生演奏を聴きに行く。
窓の外をぼんやり眺めたり、思いがけず空へ舞い上がる風船を追いかけたり、ピアノを聴きながらまだ存在しない物語を想像したり。
日常から少し離れた場所で、好きな本と一緒に「何もしなくていい時間」を味わえることこそ、本好きホカンスの贅沢なのかもしれません。
何度泊まっても、またあの窓辺で本を読みたくなる。「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」は、そんなお気に入りの一軒です。
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