長時間のフライト、映画を見たり、うとうとしたり…いろんな過ごし方がありますが、私はやっぱり「読書」派です。
今回、海外旅行でシドニーまで片道10時間という長距離フライトに出かけるにあたり、思い切って文庫本を置いていき、Kindle端末だけを機内に持ち込むことにしました。
普段は必ず文庫本も持っていくので「紙の本が読みたくならないかな」と不安もありましたが、結果は大満足。
片手で扱える軽さや静かさ、暗い機内でも快適に読める目に優しいディスプレイなど、飛行機旅のおともとしては最強。「飛行機での過ごし方にKindleはどうなの?」と気になっている方へ、今回は実際に体験してみた感想をまとめてみます。
そもそもKindle端末は飛行機に持ち込みOK?
まず気になるのは「飛行機にKindleを持ち込んでも大丈夫?」という点。答えはもちろんOKです。
最近のKindle端末には機内モードがあるので、離陸後も安心して使えます。
私は離陸前からずっと読んでいましたが、CAさんに注意されることもなく、快適にページをめくることができました。
Kindle Paperwhiteが長期フライトに最適だった理由

スマホでもKindleアプリは使えますが、やはり専用端末の快適さは別格です!
E-inkディスプレイは紙のような質感で、光が反射せず目が疲れにくいのが大きな魅力。暗くなった機内でもフロントライトのおかげで快適に読み続けられました。
さらに、軽くて片手で持てるサイズ感はまさに飛行機向き。音が出ないので隣の人を気にせず読書に没頭できるのも嬉しいポイントです。
そして何より驚いたのはバッテリーの持ち。一度フル充電すれば最大12週間使えるといわれていますが、本当に減りません。
シドニー滞在中の6日間、早朝や寝る前にちょこちょこ読んでも残量はほとんど変わらず。スマホのように「充電大丈夫かな」と心配しなくていいのは大きな安心材料でした。

10時間の長期フライトで読み切ったおすすめKindle本(電子書籍)
今回のフライトで特に印象に残った本を紹介します。
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ひとつは、マイク・マクマナスの『ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』。
「好きなことは、優先順位をつけず全部やる」というテーマの生き方プログラム本で、広く浅く手を出して中途半端かも…と悩んでいた私にとって救いのような1冊でした。
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もう一冊は、森村誠一の短編集『人間溶解』。表題作は「死体が見つからなければ犯罪にならないのでは…」と研究者たちが上司に手をかけようとする物語。ゾッとする展開に震えつつ、長いフライトの退屈を吹き飛ばしてくれました。
どちらもKindle Unlimitedで読めたのもありがたいところ(※時期によっては対象外の場合あり)。
旅行前にまとめて本をダウンロードしておけるのは電子書籍ならではの強みですね。
Audibleも飛行機での過ごし方におすすめ

今回はKindle読書に夢中でほとんど出番はありませんでしたが、Amazon Audible(オーディブル)も用意していました。
日本三大奇書のひとつ、中井英夫の『虚無への供物』は、ナレーターの声が作品の世界観にぴったり。紙やKindleで読んだことがある方でも、耳で聴くとまた違ったゾクゾク感に出会えるはずです。
そして大好きな恩田陸作品、『三月は深き紅の淵を』も配信中で気になるところ! さらに今後『麦の海に沈む果実』や『鈍色幻視行』も配信予定とのこと。これはしばらく退会できそうにありません(笑)。
アガサ・クリスティ作品も豊富に揃っているので、ミステリファンにも激しくおすすめです。
飛行機での過ごし方にKindle読書は大正解

(シドニーのホテルで撮影)
シドニーまでの片道10時間、そして帰りの10時間。文庫本を持ち込まず、Kindle端末ひとつで臨んでみた結果、荷物は軽く、読書体験はこれまで以上に豊かになりました。
映画や音楽も楽しいけれど、長いフライトを「自分の時間」に変えてくれるのは、やっぱり読書。そしてその読書をさらに快適にしてくれたのが、Kindle Paperwhiteでした。

